新しき年の始めの初春の 今日ふる雪のいや重け吉事 ちはやぶる神代もきかず鶴田川 からくれなゐに水くくるとは 久方の光のどけき春の日に しづ心なく花も散るらん 世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけららまし 大原や蝶のでて舞ふ朧月